大切な眼です。メガネのことなら任せてください、SSS級認定眼鏡士の店    「聞こえる」より"聴こえる"  認定補聴器技能者の店
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  □ ボール投げで、受け取るのが苦手。
  □ 文を読み飛ばしたり、同じ行を読んでしまう。
  □ よく人にぶつかったり、つまずく。
  □ 探しものをすぐ見つけられない。
  □ 一つの文字が二つに見える時がある。
  □ ハサミやコンパスなどの細かい手作業が苦手
  □ 黒板の字を写すのが遅い。
  □ 左右を間違えやすい、鏡文字を書く。
  □ 漢字を覚えにくい。
  □ 大きく体を動かしたり、顔を傾けて見ようとしたりする。
  □ 本を読むことや、近くの作業をする時、長続きしない。
  □ ダンスやジェスチャーなど人のまねがうまくできない。
  □ 物を見る時、顔を斜めにしたりする。
  □ リズム感が悪い。
  □ 図形の問題が苦手
  □ 迷子になることがある。
  □ お絵かきが、まとまらない。
以上のチェックリスト、いくつか当てはまることありませんか。
そのような場合、「視覚機能」に問題があるかもしれません。
両眼で物を一つに見る、一つを見続ける、動くもの見る時また静止していても二つ以上の物を見る時に
素早く動かす、距離感を正しく感じ、景色、図形等を立体的に見る、遠くから近くへ、近くから遠くへ
ピントを合わせる、またその見た物を認知する、記憶する、イメージする、手や指、様々な体の部分を
を使って表現するなど、ただ見る為だけではなく、学習する、生活することに大切なのが「視覚機能
(両眼視機能、視覚認知機能)」といわれる働きです。たとえ視力が1.0であっても、それだけで充分では
ないのです。視力だけではなく、視覚機能がしっかりしていることにより、「よく見える」ということに
なります。視覚機能のどこかに問題があるのに、視力があるというだけで問題なしと片付けられていると
したら、そのお子さんにとって学校生活が大変つらいものになっているかもしれません。その視覚機能の
大事な要素、考え方として、視覚思考、総合運動思考、弁別運動思考、図形思考、手の思考、聴覚思考等
があります。
見る、しっかり見える、体のコントロールができている
ということは、それぞれ密接に関連しているのです。
視力とは目に入った例えば字が単に脳に運ばれた過程に
過ぎず、その情報はただの二次元、平面の世界です。
それに対して「視覚」は、その情報を様々な手がかりから
三次元の知覚を構成し、神経刺激に正しい判断を下すのに
必要な思考を含んでます。その視覚メカニズムは両目同時
に同速度で働き脳にメッセージによりコントロールされた
「ピント合わせ」と、眼球の外側に接した外眼筋により、コントロールされた「目の運動」の二つの働き
が協調して働くことにより、しっかりと見ることができるのです。これが視覚機能を含めた「視覚思考」
ということです。両眼のチームワークができているかというのもその一つです。そして、学習する、字を
読むというものは、知性を発達させることが重要になります。そのことが自らのやる気が生まれてくるの
です。子供は特にただ学習するというものよりも、知りたいという内的欲求があります。そうした知性の
発達が「思考活動」で、目や手はもちろん、体の部分それぞれの感覚を、コントロールしていきます。
重要な位置を占める眼。眼の視神経繊維の80%が「見えた物」を感じ、20%がそれに対して大小の筋肉を
動かす指示のメッセージを出す役割をしているのです。その効率良い目の動き、眼球運動は、上下左右に、
回転、斜めにと、動きがスムーズに動くことです。また、視線を固定させることも重要な役割で、遠くの
もの近くのものにピントを合わせること、指を動かしてするコントロール作業、唇と舌のコントロールも
必要になります。
また、人は、知的に重力を使い体の安定をしています。調和がとれた相互作用は、体のバランスにも重要
です。バランスが取れていなければ、自分の位置、姿勢の再調整が必要になり、そのひずみが視覚の異常
や骨格不全、問題行動、歯の機能不全を起こしやすくなります。そこで調和のため、総合運動思考という
すべての要素が動きをどう持続させるか、どう分類するかで統合していき、音までも関わってくるのです。
例えば、スキップや縄跳び、キャッチボール、ダンスなどが苦手な場合はそれがうまく機能していないと
考えられます。総合運動とは、大きな筋肉を動かす(体幹、足、首)こと、バランス、歩く、走る、ジャンプ、
投げる、泳ぐ,蹴る、組むなどの粗大運動といわれるものです。
体の感覚には、筋肉運動感覚(骨と間接の表立った動きを意識すること、腱の表立った又、隠れた動きを
意識すること)と感覚受容体(現在、過去、未来の体の位置についての直感または内的な知覚)とがあり、
筋肉運動感覚と感覚受容体は互いに依存をしています。
効率のよい運動思考は、視覚プロセスがどのくらいうまく運動に統合されているか、体のメンタルマップ
(体の軸、水平、垂直、回転)の把握と、体のパーツを関連させて動かすことにあります。
それが調和のとれた相互作用といえます。
それに対して小さな筋肉を動かす(目、指、舌) 弁別運動、道具を使う、結ぶ、
読む、書く等の微細運動があります。これも相互依存した体のサブシステムで、
その効率を高める為のトレーニング(ゲーム)は、眼―導く位置を決める、舌―
話す、息のコントロール、手―握る、書くになります。トレーニングでは機械
的に動かすようにすることではなく、考えて動けるようにすることです。

総合運動思考が体の移動と位置の決定を行い、これにより弁別運動が正しく効率的に行えるということに
なります。落ち着きがない、不適切な目の動かし方、特定の課題の拒否等の時、どちらかに問題があると
いうことが考えられます。
視覚と運動が連動しているものに図形思考があります。
例えば、はみ出ないようにする、始めや終わりを確認する、見当をつけること
になります。腕-手―指―視覚 の調和ができていれば図形をしっかり描ける、
作れる、そして見つけられるのです。
知的発育の面で重要な役割、人間の欲求、クセとして「触りたい」が
あります。そう、手で思考するのです。手の思考は、触覚や筋肉運動
感覚―感覚受容体(体の位置や骨、筋肉、腱の動きを自覚する感覚)から
受け取る情報を処理するのです。
ヒアリング(聞こえる)と、リスニング(意思を持って聴こうとする)の各思考の
プロセスを発達させるのが、聴覚思考です。音の高低、強弱を区別するという
ことは、知識の継続や休止の概念と無意味な言葉とを関連づけて考えることです。
指示や指導に従うための言語の使い方も発達させ、発音訓練ではなく言語
より思考が優先とする前提から聴覚思考を他の思考運動に統合させるものです。

視覚機能の活性化、問題点の改善を促す為、総合運動、弁別運動、
視覚、聴覚等々の各思考活動を統合して実施していくのが、
ビジョントレーニングです。視力回復訓練ではありません。
目の動きを良くし、スムーズにすることも基本ではありますが、
それに関連し応用したトレーニング、空間知覚、粗大微細運動
などの様々なトレーニングが主になります。

ただ適当にトレーニングをすればいいというものではありません。両眼視機能検査により、
眼鏡の必要性の有無を含む両眼のチームワークの状態を確認し、また視覚認知、眼球運動、
視写、模写、目と手の協応等の視知覚検査や原始反射残存テストなどの検査(有料)を実施し、
的確に問題点、苦手な所を見つけ、それに適うトレーニングをしていかなければなりません。
何か気になる事ございましたら、ジョイビジョン富士にご相談下さい。(WISC-Ⅲ、WISC-Ⅳ、K-ABC等の発達検査の資料がある方、可能であればご持参ください)